医院建築計画のポイント

                              2004.04.16 ヒガシノデザイン
1. 中の見える建物

待合室の様子や受付のスタッフが、外から見えると入り易い玄関になります。
待合室では、患者同士やスタッフとの視線に配慮する必要があります。

2. 開放的な子供コーナー


子供コーナーを見えない隅に作ると子供が騒ぎ易く、見える場所の方が
親としても安心出来ます。
子供を中心に患者同士の会話が生まれる事もあります。

3. 待合室から離れたトイレ


トイレの入り口を待合室に面して設けると、音や視線等の問題があります。
化粧専用室の設置も今後は必要になると思われます。

4. プライバシーの確保


動線分離や診療室の個室化等プライバシーの確保はとても重要です。
今後は待合室の構成もプライバシーを重視して変化する可能性があります。

5. 解り易い患者の動線


患者は建物の中で何処に居るか解る事で安心出来ます。
廊下から外や待合室が見える事はとても重要です。

6. 短い従業員の動線


スタッフの動線は短くすると共に、患者の動線と重ならない様に配慮する
必要があります。従業員のプライバシー確保も大切です。

7. 長い付き添う動線


患者に付き添う動線を長く取ると、患者との会話を持ち易くなります。

8. 患者と別の業者の動線

関係業者の出入り口を確保する必要があります。特に廃棄物の保管
スペースは通用口付近に充分に確保する必要があります。

9. 明るい病院


明るく健康的な病院にするために、自然光を取り入れる必要があります。

10. 病院臭くない病院


消毒臭が入り口や待合室に廻らない様に、換気計画に注意が必要です。

11. 診てもらいたい病院

カッコ良いやモダンは行き過ぎると患者さんが入り難くなる場合があります。
明るく親しみやすいイメージが一番大切です。

12. ニーズに応える病院


患者が求める物事を患者の立場で考える事が建築の計画にも必要です。


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